きっかけはこちら、洗面所の鏡扉が外れたことです。
いつになったら覚えるんだ?

⇕これに関しては、しばらくは私だけでなく主人も、そして私たちよりずっと若いはずの娘も同じ行動をしてしまっていたとのこと。

でもあれからもう1年近くがたち、私が真ん中の扉を開けることは全くなくなっていました。
もう相当長い間開けていないと思います。1番うっかりもので物忘れの酷い私がそうなんですから、主人と娘はもう一切開けていないでしょう。開けても何もはいっていないしね。

そのような経緯とそれまでの私の意識を踏まえての昨日の朝、拭き掃除中のことです。
真ん中の扉が少し開いていてちゃんと閉まっていませんでした。

誰かがサイドを開け閉めしたときちょっとひっかけて開いてしまったのかなと、はずれないようにそうっと閉めようとしてふと、長らく開けていなかったのでどうせ少し開いているならこの機会にここの中も拭いておこうとしばらくぶりに全開にしました。

そうしたら、何やら古ぼけたボトルが・・・

「??あらやだ、置いていたものは全部出したと思っていたけど1個残ってた?小さいものじゃないのになんで気づかなかったんだろう」と思い手にとってみると鼻うがい用の洗浄液。主人が鼻炎の気があるので使っていることは知っています。

「いや~~ね~~、1年近く前のでしょ。使いかけだし。」とポイっと洗面所のゴミ箱に捨てました。一緒に置いてあったうがい薬の包みもついでにポイっと。

そして夜です。
主人が寝る前に洗面所へ。行ったと思ったら「俺の鼻うがいがない!」と騒いでいる。

え~~?あれ使ってたの?と身に覚えありありな私はすぐに行って「これ?」と手にとって主人に渡しました。ゴミ箱からその上の他のゴミ(お風呂の排水溝からとった髪の毛とかめちゃ汚いゴミw)をかきわけて発掘し手にとって渡すその一連の動作を主人はバッチリ見ていました。

主人「えっ!!捨てたのっ?!!」⇔責める表情

私「絶対開けないようにって気をつけてきた真ん中の棚に置いてあったのよ!なぜか!あの時取り忘れたのかと思っちゃったわよ」⇔責める表情

・・・・・・⇔お互いの視線が交錯する、その意味はw

「勝手に人のものをポイポイ捨てやがったな~~~~ッ!」(言葉には出さずとも表情がそう言っている)
「自分だけ真ん中の扉を開け閉めして真ん中の棚をゆうゆうと使ってきたんだなッ!」(言葉には出さずとも表情でそう言った)

一瞬の視線交錯のあと、主人はおとなしくゴミ箱から生還した鼻うがいとうがい薬でうがいをするべく洗面ボウルに向き直り、私もおとなしく洗面所を立ち去りました。そうです、何事もなかったのです、お互い平常心ですw

お互いに後ろめたい思いがある場合、還暦過ぎた夫婦はもはや言い争うことなどしないのでした。むやみやたらと戦闘して消耗することはしません。

20代のころは、少しでも分があれば絶対負けるものか!と自分のほうがいかに正しいか(っていうか悪い割合が少ないか)言い合いもしましたがそんなことをしても何にもならないどころか消耗するし気分も悪くなるだけというのはお互いわかっているし。

今日、主人のものを入れてあるところを見たら髭剃りと一緒にキツキツで鼻うがいのボトルが置いてありましたw確かにキツキツで真ん中も使ってゆったり置いていたころと比べたら出し入れがちょっとやり難いかも、よくわかるわ~~でも私の場所は譲らないけどね。