よく読む本はミステリー、海外国内どちらも好きです。
でもミステリーの系統は好みがはっきりしていて、好きなのは、

・自分が行ったことのない国、見知らぬ土地など文化や習慣も馴染みのないところが舞台でそこでの人間模様も丁寧に描かれているもの。
・遥かな時を超えて過去、現在がつながっていくもの。主人公の祖父母だったり、逆に子、孫へ・・といった家族愛も絡めて描かれるもの。
・どんでん返し

です。逆にあまり興味がないのが道具などのトリックを駆使したタイプのもの。密室殺人とか評価も人気も高いものが多いですが、あれやこれやとしかけを作ったりマジシャンみたいなことをしたりといったのは「そううまくいくかなぁ~?」とついつい天邪鬼に考えてしまうんですよね(^^;

大好きな「どんでん返し」もあまりに読者をひっかけてやろうとするあまり、「普通の人々の日常でそこまでしないだろう」みたいに無理が重なってくるとダメです。あくまでも自然ななりゆきで騙されるのが好きです。

そんな私の好みの中の「どんでん返し」で個人的に最高に面白いと思っているものの1つはジェフリー・ディーバーの「リンカーン・ライムシリーズ」です。リンカーンライムシリーズに関しては以前にもブログで書いています。私的にはかなりおススメのシリーズですので同じような系統のミステリーがお好きでまだ未読の方はぜひ(^^)

ブックオフでまとめ買い

シリーズを夢中になって読んでいましたが、翻訳刊行分は追いついてすべて読んでしまい、そのあとは新作が出るのをジリジリしながら待って出たらまた図書館でジリジリしながら順番待ちをして読んで、となり、そうなると数年ごとになるため最近はジェフリー・ディーヴァーさんの作品はとんとご無沙汰していました。

が、先日妹が貸してくれた中にジェフリー・ディーヴァーの新シリーズの第1作があり久々に読みました。

この後第3作までもう刊行されているとのこと。
新シリーズの主人公は首から下が麻痺して動けない主人公リンカーン・ライムとは真逆。
父から兄妹とともにからあらゆるサバイバル術を教え込まれ鍛えられて育てられた主人公です。

第1作の舞台はシリコンバレーで犯罪現場はゲームの世界。リンカーン・ライムシリーズとは何もかも違いますが、期待を裏切らない面白さで家族の謎も深そうでこれからの展開が楽しみなシリーズでした。もう3作まで出ていますので図書館でも並ばず借りられると思います。