主人の歯に衣着せぬどストレートな物言い、何かを指摘する時と物事を頼んだり頼まれたりするときだけとはいえ、私はもちろん周囲の身内はなかなか慣れることができずにいちいち腹立たしい思いをさせられてきていますが、(どストレートな物言いの失礼な夫
当然のことながら外や仕事の場ではそれなりに少しは気を使った物言いをしています。
電話での対応を耳にすることがあるから、やればできるじゃん!と心の中で毒づいています(笑)

ところが、ついこの間主人と話していて思わずぎょっとしたことが。
最近仕事でよく行く国の1つ東南アジアの国、いつも現地で一緒する30そこそこの男の子。
彼は日本語を勉強していて一緒に仕事をしている人の中で日本語がわかる人なので他の人との間の通訳もしてくれたりしているそうです。
でも通訳といっても日本語の能力はまだまだのようで、しょっちゅうおかしな日本語を話すそう。
その時の話を私にしていて「こうでああで~~~そしたら~~~」とおかしいことも多くて彼には悪いけれど私もちょっと笑ってしまったりして聞いていたんですが、「だからそのたび俺が『変な日本語~』って言うんだよね(笑)」と話しを締めくくった。

うわぁ~~~~出た!!
主人のことだから会話の流れで「変な日本語」の前後の気遣う言葉を端折ったのではなく、
間違いなくそのものズバリ「変な日本語( ̄▽ ̄)」(⇔私の想像だけど断定の言った時の主人の顔w)とハッキリバッサリどストレートに言ったに違いない。かたことで一生懸命話している相手に。

外国人の話すちょっとおかしな文法、おかしな言い回しの日本語、でも何を言いたいかはたいていわかりますよね。
それは逆に海外へ行ったとき、時制を間違えたりそんな単語は使わないよってな単語を使っちゃったりといった失敗を多々していると思うので同じこと、でも相手はたいてい何を言いたいかは察してくれますよね。逆の場合に相手にいちいち「その言い方変!」とか「変な英語」と指摘されたことだってないし。意思の疎通ができればそれで良しとしていることがほとんどです。

だから主人のどストレートな物言い、ちょっと失礼なんじゃ・・と、日本にいるときの日本人に対する時と同じように考えてしまったんですが、でもその彼の場合は違いました。
主人「変な日本語( ̄▽ ̄)」
相手「わたし、変?」
主人「変」
相手「なんて言う?」
主人、正しい言い方を言う。

幼稚園児同士の会話みたいですが・・・

彼が日本語を話すのは主人が仕事で行った時だけらしいですが、
「すっごく変な日本語だったのが行くたびに少しずつ上達しているからすごいよ~彼独学なのに」と主人は言っています。

いや、たぶんあなたはマンツーマンの会話の先生としては案外正しいのかもしれないよ。
余計なことを言わないので聞き取りやすく、正しい言い方も簡潔に言っているだろうから。
前後にあれこれ余計な修飾語をつけられても混乱したり、聞き取れなかったりで初心者には非効率的ですもんね。日本語は丁寧語や尊敬語、言いまわしがたくさんで良かれと思って丁寧に話すより、まだまだ初歩の段階だったら効率的な日本語の会話の練習になっているんじゃないかな。
そもそも仕事の場でそれこそ意思の疎通ができて肝心なことが正しく伝われば(だいたいほとんどが英語だそうだし)、その他のオフの時の他愛ない会話の間違いをいちいち直してあげる人はそういないでしょう。
変だったら簡潔に変と相手に言う主人、外国語の会話を勉強しているまだ初心者でかたことの相手にはとても良い相手なんじゃないか?(上級レベルに達したら他の人と会話練習することをおススメしますが)

どストレートで失礼な物言いが良い方に転ぶこともあるんだな~と思った妻なのでした。