20代からの昔の写真を見ていて思ったのが、服はヘンテコなのも(平気で、むしろいいと思って)着ていたけれど、顔のほうはほとんど変わりないなということ。

もちろん、20代から今まで加齢での変化はありますが、メイクってほとんど変わってないと思うんです。これって、私と同年代で80年代のビックリするほどの太眉、90年代の弓形の細眉、この2つをさほど強調してメイクしていなかった人はみな同じではないかと思います。

メイクで顔が1番変わるのは眉ですもんね。

多少は太目に描いたり細目にしたりはしていたと思いますが、所詮素人の普段メイクですから写真で見ると違いがあまりわかりません。
そのため、メイクはさほど変わっていないように感じるんですよ。メイクがほとんど変わってないと目鼻立ちが変わったということがないため顔の印象も同じ。
ただ年をとってるだけ。(←まぁ、これがメイクなんぞ比じゃない顔面変化の大問題なんですけどね💦)

顔が変わってしまうようなメイクじゃないですが、20代(というとバブル期になるんですよね)は口紅の色に目が行きますね(笑)
サンローランの19番とディオールの475番。この2本はほとんどの人が使った経験ありでは?
私も持っていたし、使っていました。似合ってなかったと思うけど。

昭和の女性は多少派手にメイクしたとしても、せいぜい眉の太い細い、口紅の色の濃い薄いくらい。
今のように気軽に付けられて性能(?というのか?笑)の良い「つけまつげ」もないし、ましてやエクステもない、眉の太さは変えても色まで変える眉マスカラを普通にしてるってこともなかったし、瞳の色を変えるカラコンだってないから、顔の印象が素顔からかけ離れるというようなメイクをする人は芸能人は別として、素人ではほとんどいなかったと思います。

それにしても、その時代時代でメイクの流行りはあったと思うけど、私だってそれなりに流行は取り入れてメイクしていたつもりだけど、こんなにも変わらないもの??とちょっと不思議に思ってメイクの時代の変遷をネットで見てみたら理由がわかりました。

日本女性の化粧の変遷100年

資生堂のサイトです。
すごくわかりやすいです。キレイだし❣

何がわかりやすいって、私が生きてきた時代、私がメイクとは無関係な子どものころのメイクがすっごい個性的で年代ごとに激変してる感じなんですよね。
そして、私が大人になって自分もメイクをするようになってから今までが特に変わりがないんです。(メイクの仕上がりや印象が)

1920年代~1970年代がどれもけっこう個性的、大正モダンガールの20年代と、1960年代の欧米志向、1970年代のヒッピースタイルが特に個性的。メイクした顔と素顔が相当かけ離れた感じになるだろうなというメイク。

ところが、1980年代からはあまり変わらない。
女性がじっくり見れば眉の太さが、口紅の色が、チークの入れ方が・・と違いはそりゃいろいろありますが、こういうのに鈍感な主人に見せて「さあ、これら化粧の違いを述べよ!」と言ったらきっと「どれも同じじゃん!」って絶対言う。

なるほどね~~~!と納得できたのでした。

どこにも出かけていないGW、家にいて時間あるからアルバムの整理をするのにちょうどいい!とにかく残すのと処分するのを決めないと、と出してきて「う~~ん、口紅の色が濃くて変だわ~、でもまぁ、巨大肩パッドよりはマシね」「なんでこの服にこんな白いレースのストッキングなんて合わせてるのかしら?ヤダね~どういうセンス??」とか、やたら時間をかけて過去の自分の検証をしつつ、日本女性のメイクの歴史までわざわざネットで勉強し、そのまま元の場所にしまったのでした。有意義で興味深いことでございました。