娘の結婚が決まってから、私の結婚した時との違いにはいちいち戸惑ってはいるものの、結婚式&披露宴がなくて残念と思う気持ちは意外にも全くありません。

娘は、昨年結婚した同じく結婚式&披露宴をしなかった友人の1人から「結婚式も披露宴もしないことについて親には何も言われなかった?」と聞かれたそうです。やはり反対したりガッカリする親もいるみたいです。娘の友人2人も親から反対意見はなくすんなり受け入れられたそうですが、2人のうち1人は、ウエディングドレスの写真を撮るにも彼と2人で行ってさっさと撮ってきて、さすがにそれはお母様から「それは実際に見たかったわ」と残念がられたそうです。そりゃそうですよ~~さすがに、着たなら見たいですよね、娘のウエディングドレス姿、写真だけじゃなくて実物を( ;∀;) ウエディングドレスの写真も撮らないのなら仕方ないですが。そのお母様とは娘が中高大時代、母同士もお付き合いをしてランチもしたりしていましたので、お顔を思いうかべてお気持ちをお察ししましたよ。

娘はさすがに2人だけで撮ってくるつもりはなく、ウエディングドレスを選びに行く時は「ママと行く」と言ってくれていますが・・・いつごろ撮るの?と聞いても「新居選びで忙しいのにそんなことまでやってられない」ですって。でもまぁ、そのうち見られるならいいでしょう。

結婚式&披露宴をやらないことについては私は特に残念だとは思いませんでした。むしろ「あれをやり切るまでが大変なのよね~~楽でいいわね」とまで思ってしまった(笑)だって、自分がそれをどうしてもやりたかったか?と聞かれると??当時はやるのが当たり前で、友人知人身内、全員横並びに同じようにやりましたから、「やらない」ということを考えもしませんでした。婚約した後はやること、選ぶこと、決めることが膨大、いちいち時間がかかり忙しかった覚えがあります。もちろん式と披露宴自体は良い思い出ではありますが。

で、その全員ほとんど同じ内容の結婚式&披露宴、これをやり切るまでの合間合間、大変じゃありませんでしたか?

必ずや揉める、必ずや喧嘩する、必ずや横やりが入る、必ずややり直しになる・・・

1度もそういうことなかったわという人、いらっしゃいますでしょうか??

私は主人と何度か喧嘩しました。双方の両親の希望のすり合わせにゲンナリもしました。
実は嫌だったこと、腹のたったことなど教え合った妹も同じです。いろいろありましたw
同じ時期に結婚した仲の良い同期も引き出物を選んでいる時に婚約者と大げんかして「もう結婚やめる!」と息巻いたりもありました。実際、引き出物の選び方で揉めて本当に婚約解消した幼馴染の親戚の話も聞きました。洋装だけでよかったのにお相手のお母様がどうしても和装がいいと譲らず、結局両方着ることになり、お色直しのドレスも意見が分かれて2回着てものすご~~く長時間の披露宴になった友人もいました。

主人は「結婚式&披露宴は女性が主役、男は女の希望を全部おとなしく聞いていればいいんだ」と当時から言っていました。とっても寛大で物分かりの良い彼氏に思えますよね?そういうわけではなく、主人にとっては「どうでもいいこと」だったからですよ(当時からよくわかっていたわよ 笑)本音は「できればしたくない」これだったと思います。そんな「なんでもrioのしたいのでいいよ!(どうでもいいから早く決めてくれ)」の主人でも当時は何度か揉めたんですから、本当にあれにかかる労力は相当なものだと思います。何を揉めたのかは内容は全く覚えておりませんが、お互いの両親&親戚がからんできたことでしたね。

それがないわけですから、結婚直前に「無駄な諍い」がなくてそこは楽でいいんじゃないかなぁ~と、呑気に考えています。やればやったで当時の楽しく思い出深かったことを思い出し、それはそれで楽しみにしたんだと思いますが、やらないとなると「大変だったものね~あれがないのは楽でいいわね~」と思うだけ。

なんのかの言っても実は私の場合はとにかく「娘が結婚する」、これだけでもう満足なんです。他のことはどうでもいいほどに。娘は大学時代も社会人となってからも彼氏は途切れることなくおりましたが、結婚する気配が微塵もなかったんです。したいと思っている様子もなし。主人も薄々は娘のそのような雰囲気を察していたようで「もしかしたら結婚しないのかも」と思っていた感があります。今の時代、約半数近い若い人たちが結婚にはあまり積極的ではないと見聞きしていましたし、結婚だけが幸せではない。でもやはり、親としてはできればしてもらいたいのが本心。本人には言わなくとも。なので娘から結婚すると聞いた時は本当に嬉しくて同時に安心しました。主人も同じ。だから2人ともかなり本気で他のことはどうでもいいのです。娘がいいならなんでもしたいのでいいよ(本心)(笑)