婚礼箪笥の処分でクローゼット内を大々的に整理したことと、娘の結婚との両方の理由で服以外、バッグも整理処分しました。
古いものでは20代の時に仕事で行った先の海外で購入したバッグ。それらはヴィンテージとして今でも人気のあるものもありますが、古くて使用感のあるバッグはほとんどが二束三文だろうと思っていました。そこまで古くなくても、旅行先で革製バッグを購入していたのは40代までなので10数年も前のものです。これらもきっと二束三文だろうなと。
私はもうブランドバッグは使わないし、そもそも革のバッグは重い。大き目の革のバッグに入るだけモノを入れても持ち歩けません。娘が大学生以降は共用で使ってきましたがもうほとんど娘しか使っていなかったので、結婚後にも使いたいというものを全部やって、娘が使わないものを処分することにしました。娘がこの先もずっと使うと言ったものは「やっぱりね」と思ったものばかり。それらを除いてなので余計に二束三文だと思いました。
そうは思ってもバッグとなると着古した服のようにゴミ袋にガンガン詰め込んで普通ゴミの日に出すのはかなり抵抗があります。あまり使わなかったものなど使用感も少なく充分使えるものもあるし。なので服と違って使わなくてもなんとなくそのままになっていたんですが、買取に出してみようと思ったきっかけは今回の婚礼箪笥処分を頼んだ不用品回収業者です。
家1軒まるごとの不用品片づけの依頼も多いそうで、実際今回親友に紹介してもらったのは親友もその「1軒まるごと」で利用したからです。引き取ったもののリユース例や買取についても話しを聞き、1軒まるごとの不用品処分でもリユースできるものや、家の人たちはゴミと思っているモノの中に買い取りできるものもけっこうあること、それらの買取金額を片づけの金額から差し引きできることなど聞きました。（高齢の母の家のことがあるのでいろいろ聞いてしまいました。近い将来の現実的な問題です）
私の場合は婚礼箪笥の処分だったので、その中身の服をかなり処分したこと、でもまだまだ甘くてこれからまたさらに服やバッグなど処分しないとクローゼットに入りきらないなどと話していて「服は確かに二束三文の場合が多いけれどバッグは意外に高く買い取りできる」と教えてもらいました。良心的な業者さんで「うちもまるごと不用品片づけの時はもちろんバッグ類も査定して差し引きしますが、ブランド品の専門買取業者のほうが良いと思います」とのこと。
そこで、またネットです。
婚礼箪笥の処分の時以上に多くの業者がヒットしました。
査定はどこも持ち込み、宅配、そして出張、この３つ。
持ち込みはまず無理、複数個持って店舗まで行くなんてできないし。宅配で送ってそのまま買い取ってもらうのが1番楽なんですが、１つに決められないし、どうせなら２つ３つは買取価格を比べてみたい。
やはり自宅に来て見てもらっての査定が良いと思えましたので、出張買取には少し抵抗感はありましたが、3社に申し込みしました。今まで電話勧誘に辟易し、電話ですら警戒用心してきた買取業者。そこに自ら自宅に来てもらう依頼なんてして狂気の沙汰か？「金（gold）を出せ」ってしつこくねばられるかも？捨ててもいいような金メッキのピアスでも探しておくか？( ;∀;)
2日かけて午前、午後、午前、と査定に来ていただきましたが、結果から言うとどこもすごーく丁寧で感じ良く、「金（gold）はないのか？」としつこくねばられる、というようなことは全くなしでした。ただ、どのようなものを扱っているかの説明は3社ともあり、その時「金、銀、宝石、アクセサリー類」との説明時に「片方なくしたピアスやメッキのものでもチェーンが切れたり壊れているアクセサリーでもお値段つきますのであればついでに」という話はありました。ないのでないと言ったらそれまででした。まぁ、今回の私の場合もうバッグというものを出しているわけなのでそれで良いということなのでしょう（違う？）
今時は押し買い被害も知れ渡っていますし、気を遣っている感がすごくありました。念の入ったことに担当者が家を出た直後電話がかかってきて対応を聞かれたりしたところまでありました。
そして、とてもビックリしたのが同じような業者と思えたのに買取価格にかなり差があったことです。査定してもらったバッグは6個でしたが、合計金額に数万円も差が出ました。どこでみてもらってもたいした違いはないだろうけど一応、と思って3社に査定をしてもらいましたが、やはり2社、できれは3社くらいは比較したほうが良さそうです。感じの良さ丁寧さは同じでしたが価格はかなり違いました。
査定の担当者からもいろいろと興味深い話が聞けましたので、買取価格にかなりの差が出る１つの要因と私なりに解釈したことがありましたのでご参考までに。
ブランドバッグは当然直営店正規店で買ったものが前提ですが、今回海外の直営店で日本未輸入品のものが価格が低かったところと真逆で高かったところとあり、そこでトータルの買取価格にかなりの差がつきました。
【低い査定のところ】日本のデパートの直営店で買ったものは真贋の疑いがなく非常に安心。国内での人気＆需要が多いものは中古品でもよく売れる。その反対に海外で買ったもの、日本未輸入のものは国内でみんなに人気のものを買いたい人たちには不人気。
【高い査定のところ】海外直営店購入で日本未輸入のものは希少価値がつく場合もあり。人とかぶりたくない人たちに人気があり一定数の需要がある。
３業者分の雑談の中での話の流れで、あくまでも私なりの解釈でまとめた感じです。