婚礼箪笥を処分した寝室のウォークインクローゼットは、今まで2竿分の存在感のある箪笥が占めていたスペースがどどーんと空いて、目の前に見える光景は今までと全く違います。婚礼箪笥を詰め込んでいた時もそうでしたが、クローゼットの扉は開けておいています。(あとから考えたら扉は必要なかったですわ)誰も見ないところだし、開けておいたほうが服のためにも良さそうに思えるんですよね、ただの個人的な感覚ですが。服を入れておくところは開けておきたいと思う癖があって、婚礼箪笥を入れていた時、引き出しはさすがに閉めていましたが、扉は開けていたんですよ。私って変わっているかもです。

引き出しだけ閉じられていたからこそ、引き出しにたんまりと服を溜め込んでしまったのかもしれません。
妹が私のブログの引き出しに溜め込んでいた顛末を読んで自分も10年前都心に移る前に婚礼箪笥の中の服を整理したときがそうだったと言っていました。2人で「手品師が帽子から布を無限のように取り出すあれ、あれみたいだよね」と笑いました。箪笥整理中の私のBGMはオリーブの首飾り。

扉は常時開けているので寝室に入るとすぐに箪笥を処分して広くなって解放感あるウォークインクローゼットが目の前に見えるんです。狭苦しかった今までとは全く違う光景です。

処分が完了した日、主人が仕事から帰って寝室へ上がって行ったあとその印象の違いにびっくりするだろうな~と思っていたら降りてきた後に一言もなかったので「箪笥やウォークインクローゼットがどうなろうが興味ないんだろうな」と思いました。その広々として使い易くなったクローゼット内にある主人の服は1割弱ですしねw

ところが翌日同じように仕事から帰って寝室に行ったあと「かなりスッキリしたじゃない!すごいな!今までと全然違うね~」と言うんですよ、驚いた顔までしちゃって。昨日感想を言おうと思っていたけど階段降りている最中にそのことを忘れちゃったのか?まさか1日遅れで気づいたってことはないよねぇ?だって、昨日はその寝室で寝て、朝もそこで目を覚ましてそれで出かけたでしょうに。

そうしたらホントに初めて気づいたって言うので2度びっくり。「昨日箪笥の搬出は終わって昨日からずっとあのクローゼットだったでしょ、昨日から何度寝室に出入りしてるのよ」と言ったら「だって、服を取りに入ったのはさっきなんだもん。昨日は入らなかったし」って・・・いやいや、広い部屋じゃあるまいし、クローゼットの中に入らなくとも寝室に入ったとたん目の前にどーんと見えているでしょ!

呆れましたが、でも私も主人のこと言えないかも・・・と思い出したことが。
ちょっと前のことですが、主人が午前中からクルマを洗ったりと車庫でいろいろしていて、私は午後、主人がまだ自分のクルマの中でなにやらしている最中に自分のクルマでジムに出かけました。帰って来たら主人が「クルマどうだった?」と得意げに言うので???どうだった?って何が?と意味がわからないながらも思ったことは「私のクルマもついでに洗ってくれたのか、そうだったのか、気づかなかったわ、とりあえずお礼を言っておこう」で、「ありがとう!」と言ったら「統一感出て良くなったでしょ」と言うので???全く意味がわからない。

シフトノブを内装の色に合わせて白に変えてくれたんだと。
シフトノブなんてどうでもいい私は「え?今までって何色だったんだっけ?」とそんなレベルで、でも毎日のように握っている所なわけなのでさすがにうろたえてしまった(^^;

クルマのことは詳しくなく、安全に動けばそれでいいと思っていますのでシフトノブなんてものには興味ありません。(「しふとのぶ」と言われても咄嗟に何かわからなかったくらい)
主人も同じなんでしょう。クローゼットがどんなでも服を取りに入ってそこに自分のいつもの服があればいいんでしょう。

私はすべてにおいて注意力散漫ですが、主人はそうではありません。むしろ注意力はあるほうなのに。でも、自分の興味のないことには全く目がいかず、目がいっても何も気づかないものということなんでしょうね。(私たち夫婦だけだったらどうしよう( ;∀;)ヤバい??)