モノの多過ぎな実家の片付け、10年前に大量の食器と本を整理し、その後またまた増えた本の処分の最中ですが(親の家の片付け問題)、平行してサイドボードや出窓等に飾っている人形置物雑貨類、しまい込んだままの人形類の整理もしています。

実家と最寄り駅が同じ妹の家に人形引き取りのチラシが入っていたことがきっかけです。妹がそのチラシを持ってきて母に見せ、母がその場で電話して引き取りの日を決めました。すぐに来てもらえるものと思いきや、申し込みが多くすごく混んでいるとのことで先の日程になってしまったのはびっくり、片付けているお宅、多いんですね。

80代90代の親世代は物が捨てられなく使わないものでもため込むタイプが多い、そもそも家の中に物がとても多い、という私個人の印象は身内と身近な人を見てのことです。たまたまなのか?どうなのか?実母、義母、妹の義母、親友の義父、私が実情を詳しく知れる人がみんなすごいので💦

昨年秋に主人と北海道へ旅行した際、義母の家にも寄りました。
義母は私の母と違いきちんと整理整頓ができて掃除も普通にする人なのできれいに暮らしています、、、

がしかし!!

今回、「こんなだったっけ⁈」と改めて驚愕してしまいました。

物が!物が多すぎる!!実家の母と同じなんですが、きちんと整理整頓されて詰め込まれているだけに、その量は明らかに、パッと見だけでも実家より数倍多い。その多さで家も実家より広い、部屋数も多い💦ダイニングでお茶していた時、嫌でも目に入る巨大な食器棚、、、

巨大でデコラティブなガラス扉の食器棚。中は食器が前後何重にもなってギッシリと重ねて置かれているのが見え、食器から扉ギリギリまでのわずかなスペースにはポーセリン人形など、ガラスや陶器の細々した繊細な置物もギッシリ詰め込まれていました。後ろの食器は出せないからきっとこれ全部使っていないんだろうな、と思いながらのお茶。立派な食器棚の隣に置いてあるシンプルな食器棚から義母が出したティーセットで。

まぁ、食器に関しては私は人のことは言えませんが(^^;、でも一応私はこの後はほとんど食器は買わずに40年、娘の結婚でその半分をゆずりましたよ。(若気の至りで食器爆買い

考えず乱雑に突っ込むとたいして物は入りませんが、考えてきれいに、隙間を埋めるように整理整頓して入れていくとただ突っ込むだけよりうんとたくさん入りますねー食器棚だけでなくリビングのキャビネットやサイドボード、廊下の置物や人形、ドライフラワーにプリザーブドフラワーなどがぎっしりの飾り棚、、、その見事な詰め込み具合に感心、そして呆然。

主人の実家には結婚後から娘が中学生のころまで、毎年泊りがけで行っていましたが、その時には気づきませんでした。意識しなかったといったほうがいいのかもしれません。当時は義父も健在、主人の妹も独身で暮らしていたわけですし。物の多い少ないなど80代の義母1人暮らしになった今だからこそ気になったのだと思います。そして、実家の片付けを始めていたことで、目につくようになったからだと思います。

当時私たち家族が行ったとき使わせてもらっていた部屋は和箪笥だけが置いてある和室。和箪笥2棹の他には姿見だけ、他の家具はなくスッキリと片付いた部屋でしたが、主人曰く「あの箪笥に長年着ることもなくなった着物がぎっしりみっちり詰まっている」そうです、、、

で、昨年行ったとき、義母が主人に義父の書類関係で確認してもらいたいものがあるということで、3人で義父の書斎へ。私は初めて入りました。入って驚愕(^^;

え⁉️って顔に出そうなくらい物が多かった。実家の母の今まさに片づけている天井まであるスライド式本棚にぎっしり、これと全く同じ光景でしたわ。さらに、義父の使っていたデスク周りの棚、キャビネットの中、整理はされているけれど物がぎっしりみっちり、、、💦

主人と義母がデスクで書類を確認している間、暇な私はソファに座って待っていようと、、、ソファの向こう側の続き部屋となっているサンルームを見てまたもやえぇっ⁉️です。

ファンヒーター、ガラスケース入りの日本人形、大量にストックされている紙袋の入った段ボール箱、デコラティブな椅子、ロッキングチェア、開けた形跡のない電動調理器具の箱、木彫の置物、etc.etc.etc.となんの脈略もなくギッシリと、でも整然と置いてある。これはきっと「使わないけど捨てられない義母にとっては大事なもの」なんだろうなぁと。私が一人暮らしでこんなサンルームがあったら、ゆったり読書でもするためのサンルームとして必要最低限のものだけ置いて使うけどなぁ、、と思いながらガラスに張り付いてしばしガン見👀してしまいました。

家の中で1番気持ち良く過ごせそうなサンルームで気持ち良さそうに日向ぼっこするガラクタ大事なお品たちでした。

主人からは義母の家の近くに住む主人の妹が定期的に通って少しずつ片づけているけれどなかなかはかどらないと聞いてはいましたが、義母のように大切に扱っている人には簡単に「捨てろ」と言えないだろうな、と思いました。

実家の母は乱雑に突っ込んであとは放置、飾っても手入れをせず埃だらけ、放置の挙句劣化、なので「大事にしていないなら、このような扱いをするなら処分したら」「こんな状態になってしまってもう使えない、捨てた方がいい」と言えるし、本人もそれを言われると弱い。

乱雑に積んであると危険、埃だらけは体に悪い、を理由に片づけるよう言っていますが(実働は私たちですが(-“-))、実際母は乱雑な物の置き方の家の中で蹴躓いて転ぶということを何度かしています。母の年齢で骨折、入院とまでなったが最後、もう今のようには自由に出歩けないと思います。妹が「なんでもかんでも床に置かない、危ないから」といくら言ってもダメです。

なので置くものをなくすしかない。本人に処分させるということに関しては、大切に扱っている人に捨てさせるよりはこちらの気持ちも楽です。