公開前から作品の内容とは関係ないところでいわくつきになってしまったのが残念ですが、楽しみにしていた映画「バービー」、観てきました。

映画は全編これピンクのイメージカラーの印象とは違い社会派。男性社会、女性社会、ジェンダー、個、メッセージ性の強い内容でした。

私は最初から「Barbieそのもの」を観に行ったようなものでしたので、正直言うとそういう内容は二の次で「Barbieの世界」を楽しんできました。

元々が玩具。それの実物大。プラスチック感チープ感そのままで良し、というかそれが良し。普通だとセット感が出てしまってちゃちいと感じるものすべて、そのちゃちい感じがリアル!と感じるという逆転現象的な映像、堪能しました。

ドリームハウス、オープンカー、家具、小物、すべてがよくできていて、忠実に再現された既視感のあるアウトフィットを身に着けた主演のマーゴット・ロビー、素敵でした。

大好きな映画「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングがよかったので、予告編でのヘンテコなライアン・ゴズリングのケンも気になってはいましたが、ドールでも興味なく手にしたこともなかったから正直ケンはどうでもよかった(笑)そこが映画の、ケンがバービーの添え物の扱いでしかないことを憂い人間世界でマッチョな男優位社会に目覚めてしまうという流れに「私もそういう扱いしているしなぁ~」と(^^; ライアン・ゴズリングは今回もとても良かったです。

他の映画のオマージュで始まる冒頭シーン、そのパロディが話題ですが私はマーゴット・ロビーの1959年初代バービーのスイムウェアバービー、この再現度の高さに感動でした。(注目するところが違う(^^;)

映画はいつものように主人がとってくれましたが「一緒に観るの?大丈夫?」とちょっと心配に。主人の知識、バービーとリカちゃんの区別はつく、この程度ではなかろうか?リカちゃんとジェニーの区別はついていないと思います。

バービー人形は年代によって顔もファッション変わっていきましたが、私はやはり顔は初代が好き、ファッションは1950~60年代が好きです。

自分の着た制服のジェニーちゃんなので大事に持っていますが、人形と制服自体はパンナムのバービーのほうがずっとずっと好きなんです。