昨年21年使った洗濯機を買い換えました。
2000年に発売されたドラム式洗濯機で、21年使う間に3回ほど修理をしました。

10年を過ぎたころからそれぞれ違う壊れ方でしたが、どれも修理可能だったので21年も使い続けることができたわけですが、修理依頼の時には「部品の在庫があるかどうかわかりませんので・・」という言葉を必ず言われました。幸いにもいつも部品の在庫が確保できて3回とも修理できたのですが、「部品がなかったら修理できずに買い替え??」と毎回心配しました。

数日前、オーブンレンジの扉を開けても中のライトが点かず暗いまま。
オーブンやレンジの機能は普通に使え、ただ中のライトが点かないだけ。
ハウジングメーカーに電話した時点では部屋の天井の電気の電球が切れたくらいに思っていた私、天井の電気の電球くらいなら自分で取り替えられるけど、オーブンレンジの中は覗いてもどこにも電球なんてないし、これは自分では無理、でもまぁ、簡単なことでしょう、そう思ってたのにメーカーさんよりいただいた電話は「10年以上たっておりましてライトの部品がないので修理は不可能です。在庫を再度お調べしてから折り返しいたします」って、また出た!!「部品がない」事案~~ちょっと!!オーブンレンジの中が暗いだけで機能はなんともないのよ、それで全とっかえで購入なんてことになったら・・・システムキッチンに組み込まれたオーブンレンジを総とりかえなんて洗濯機より高そう。オーブンレンジの機能が壊れてならまだしも、中のライトが点かないってだけで総取り換え、購入なんてあんまりだ!これはもう中が見えないまま使い続けるしかないか・・・

と、じりじりしながら部品のあるなしの返答を待つこと数時間、結果「なんとか確保できましたので修理にあがります」とのことで私は電話に向かって「部品、あったんですね!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!」と米つきバッタのようにぺこぺこ

修理に来てくれた人の話では新モデルのライトの部品がたまたま私の使っている旧モデルのでも使えることがわかったので今回はそれを使って修理できた、とのこと。

修理代もライトの電球の取り換えだからさほどかからなかったので「部品があって本当にラッキー!本当に良かったわ~♪」とオーブンレンジ総取り換えを想像してくらくらしていたので大喜びしましたが・・・修理が終わって落ち着いたら部品があったことに躍り上がって喜んだことに、ここまで喜ぶこと?と釈然としない気分。本来の機能そのものが完全にダメな壊れ方をして修理不可能ですと言われるならわかる。でも、さほど関係ないところの小さな部品や電球が1コないからと修理不可能です、買い替えです、なんて言われたら「ええ~~??なんで?」と抵抗したくなっただろうな~と。
抵抗したところで絶対どうにもならないから余計悔しかったことでしょう。

日本の電化製品は優秀なんだし、30年くらい使える想定で部品をたっぷり確保しておいてもらいたいと思うけど、それがムリだからこういうことになっているんでしょうね。数年ごとにモデルチェンジしていて旧いモデルの部品まではとっておけないよということもあるんだろうとわかりますが・・・いったん購入したらこちらは修理しつつできるだけ長く使いたい気持ちですから。

ドライヤーやヘアアイロン、体重計、コーヒーメーカーなどの小物家電は壊れたらそのままゴミ、ですね。今まさに小物金属のゴミの日に出す予定のヘアアイロンがあります。修理もできるんでしょうが、修理するより新しいのを買ったほうが安い。修理しようと思ってその現実を何度も思い知って今では捨てるのが当たり前になっています。ヘアアイロンも熱くならないから肝心の用はなさないけれど、見た目はキレイなまま。もったいないなぁと思います。