ポーラ美術館のショップで見てすごく魅了された本です。ここでなくとも買えるし、いっぺんに2冊も買うことないかと、美術館所蔵の名作選1冊にしたんですが、やはりすごく欲しくて結局買いました。

2020年3月、コロナが全世界に広がり、各国で隔離やロックダウンが始まったコロナ禍初期。
ベルギー人のグラフィックデザイナー バーバラ・デュリオさんがSNSで立ち上げたグループが「VIEW FROM MY WINDOW」

自宅の窓からの眺めを写した写真1枚に状況を説明するコメントを添えて世界中の人と共有するという主旨。人や家の中の物は写さず、ただ窓から見える眺めだけを共有することがグループルール。

今では世界100ヶ国以上312万人を超える人々が日々オンラインで窓からの風景をシェアするコミュニティに成長しているそうです。

手に取って最初のページのこのような説明を読んだだけで興味津々、パラパラと見てすごく欲しくなりました。私にとってじっくり眺めたい、読みたい、何度も繰り返し見たいと思うタイプの本。

最初の投稿、バーバラ・デュリオさんがオランダ、アムステルダムのホームオフィスの窓からの眺めを投稿した写真から、全世界で暮す人たちの家の窓へ。

世界は広い。窓の向こうは絶景、窓の向こうはビルの屋上、窓の向こうは花畑、窓の向こうは車の行きかう道路、窓の向こうはゾウの群れ、窓の向こうは隣の家の壁、窓の向こうは噴火中の活火山、窓の向こうはビルの窓、窓、窓・・・本当に世界中のあらゆる国、街からの投稿です。日本からの投稿もあります。

そして写真に添えられた物語も様々です。

この本のことは知りませんでしたが、すごくお気に入りのずっと手元に置いておきたい本になりました。